STORY
第3話 「ひとはいさ」

脚本:大川七瀬、藤咲淳一 絵コンテ:畑博之 演出:畑博之  作画監督:石川真理子 植田実 美術監督:小倉宏昌



35番:人はいさ心も知らずふるさとは 花ぞ昔の香に匂ひける(紀貫之)
文人の手ほどきを受けて卵焼きを作る小夜を、唯芳が心配そうに見ている。そんな微笑ましい朝、通学路で小さな犬を見かけた小夜はそれをかまって遅刻、理科室の整理を担任の筒鳥香奈子に手伝うことに。小夜を待っていた皆との帰り道、カフェ・ギモーブに立ち寄ると、そこに警官が現れ、うぐいす商店の店主を探しているという。神社に戻ると唯芳から〈古きもの〉が現れたと聞かされる。其の場所に向かうと、古い電車がやってきて――。