脚本:大川七瀬、藤咲淳一 絵コンテ:髙林久弥 演出:髙林久弥 作画監督:鷲田敏弥 永島明子 美術監督:小倉宏昌
74番:憂かりける人を初瀬の山おろしよ 激しかれとは祈らぬものを(源俊頼朝臣)
〈古きもの〉との戦いは小夜の親しい人間を巻き込んでいく。激しい戦いの後、傷つき気を落とす小夜の前に現れた小さい犬が語りかける。皆を守ると約束したのは誰となのか、それを思いだせと。そして願いを叶えるそのときまで傍にいると。小夜はその言葉を聞いた途端、意識を失う。夢か現か目を覚ますと小さい犬はいなくなっていた。早朝、学校に向かおうとする小夜に唯芳は御神刀を手渡す。そんな小夜に前に〈古きもの〉が現れて――。